(三の一)
羅城門跡碑
鳥羽街道は、かつての平安京羅城門から一直線に南に向かう道。九条通と千本通の交差点付近にある小さな公園の中に、羅城門跡を示す石碑が立っている。平安京の当時、ここが都の入り口、つまり都の中央を南北に縦断する朱雀(すじゃく)大路の南の端にあたっ ていた。
当初は幅6間とも15間ともいわれ、かなり広い通りだったのが、その後徐々に狭くなり、現在では民家の間を細々と通る道になっている。九条通に渡された陸橋の南側に、民家の間に延びる細い道があり、これが鳥羽街道である。
吉祥院天満宮への道標
鳥羽街道を南へ歩くと、十条通との交差点に古い小さな道標が建っている。これは京都でも指折りの古い道標だ。石の面に天満宮のマークである「梅鉢」の紋が、また「正徳六歳丙申正月廿五日」の文字が刻まれている。西暦でいえば1716年、いまから 280年程前のこと。明治時代までこの交差点から西は細い道しかなく、吉祥院天満宮への参詣路を知らせる道標だった。
▼次を巡る▼