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 蚕の社前の道標

 この神社の前の生け垣の中に、背の高い一本の道標が建っている。碑面の文字は磨滅してしまって読みづらいが、よく見るとたくさんの方角を案内してくれている。建立されたのは安永5年(1776)で、地点の表示もこまやかで、なんとも親切な道しるべだ。




 広隆寺

 いよいよ終点の広隆寺に着く。広隆寺は、今から1400年近く前、この一帯を本拠とした秦氏の一族、秦の河勝という人が、聖徳太子から賜った仏像を本尊として建立したという伝えが残っている。

 このため、聖徳太子建立の七大寺の一つともされており、一般には「太子堂」という名前でも親しまれている。寺宝として安置されている弥勒菩薩はあまりにも有名で、この美しいお顔を眺めると、道歩きの疲れも一度に吹き飛んでしまう思いがする。



▲太子道▲