(六の一)




 葵橋

 現在の葵橋は昭和35年(1960) に架けられたが、最初に架けられたのは、江戸時代の後半のころといわれている。橋を北に渡ると下賀茂本通となり、この道を北に向かえば、鞍馬を経て丹波に至る鞍馬街道となる。

 また出町柳からは、大原を経て滋賀県へと抜ける若狭街道につながる。いうなれば、この葵橋付近は、古くから京都から北にたどる道の出入り口に当たっていたことになる。  





 葵祭

 毎年5月15日、このあたりでは華やかな王朝絵巻が繰り広げられる。「葵祭」は、祇園祭、時代祭とともに京都の三大祭りに数えられる。

 この祭りの起こりは、今をさかのぼること1400年以上の昔、欽明天皇のころ、当時長く続いた凶作が賀茂の神のたたりだとされ、その神様の怒りを鎮めるため、4月の吉日に鈴をつけた馬を走らせたのが始まりとされている。  



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