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(1)北海道・東北

福島 震災バネ 結束高まる
宮城 ふるさと出場主将 軸
前回大会で1区を走る山形の五十嵐藍。全日本実業団駅伝でも1区6位と好走した(2010年1月16日、京都市内)

 第30回全国都道府県対抗女子駅伝に出場する47都道府県の登録メンバーが決まった。各チームの戦力を北からブロックごとに紹介する。

 6大会ぶりの入賞を目指す福島は、若い選手をそろえた。軸はふるさと選手で、1区に三井住友海上のルーキー水竹理愛、9区に斉藤梓乃(しまむら)を予定する。水竹は全日本実業団女子駅伝2区3位。高校生にはインターハイ1500メートルで決勝に進んだ小枝理奈(田村高)らがいる。前回は33位と不本意な結果だったが「今回は県民や出身者の方の注目も高い。今まで以上に頑張る」と下重庄三監督。東日本大震災を経験し、結束力も今まで以上に高まっている。
 山形の1区は、全日本実業団女子駅伝1区6位の五十嵐藍(シスメックス)が濃厚だ。山形県女子駅伝で2区区間新記録を出した田中幸(スポーツ山形21)も山陽女子ロードの10キロで自己ベストを更新し、調子を上げている。吉田進監督は「前半で流れを作って10位台をキープし、入賞したい」と語る。
 秋田は、東日本女子駅伝で県新記録となる2時間20分13秒で8位入賞し、勢いがある。実業団・中高生ともに好選手が集まり「チャンスの年。入賞も選手の自信になった」と田中一也監督。昨年度国体少年女子A3000メートルを制した渋谷璃沙(佛大)は故障明けだが調整は順調。再度の県記録更新を目指す。
 宮城の主将は、鈴木澄子(ホクレン)が務める。東京マラソンで6位入賞の成長株で、本人の強い希望でふるさと出場する。渋谷武彦監督は「『宮城のユニホームで』という思いが強く、走りにも期待できる」と語る。1区有力の岩川真知子(立命大)はユニバーシアードハーフマラソン4位と力がある。
 北海道は、中学生に日本ジュニアトライアスロン選手権で優勝した久保埜南(千歳中)や全日本中学選手権1500メートル出場の中里真夕(北教大付函館中)らが勢いづける。前回、松井香織(ホクレン)が9区最下位でブレーキとなり、チームは41位に沈んだ。松井もリベンジを誓う。
 前回35位の青森は、根城早織(ホクレン)らふるさと選手の調子がいい。珍田里重監督も「各世代でバランスのいいチームに仕上がった」と話し、20位台をうかがう。岩手は、今回も高校生中心の構成で実業団は那須川瑞穂(ユニバーサルエンターテインメント)のみ。千葉信彦監督は「高校生のタイムは前回より上。30位台回復を目指す」。

■元サッカー部 スタミナ豊富

星野 あす香(山形)
 ○…山形の星野あす香(山形十中)は元サッカー部。中学で男子に交じってプレーしていたが、昨冬に陸上に転向した。  豊富なスタミナを買われ、1年生から学校の駅伝チームに選抜。「走るときは一人だが、勝ったときはみんなで喜べる」駅伝に魅力を感じ、陸上一本に絞って経験を積んた。全国中学駅伝では1区4位、山形県女子駅伝では3区区間新記録を樹立するなど勢いがある。  前回の全国女子駅伝は3区38位。「緊張でガチガチだった。前回よりいい走りをする」と気持ちを高めている。

過去5年間の順位

    25回 26回 27回 28回 29回
北海道 (15)(46)(41)(30)(41)
青 森 (42)(43)(43)(25)(35)
岩 手 (44)(42)(36)(45)(43)
宮 城 (24)(23)(25)(27)(32)
秋 田 (45)(38)(29)(35)(38)
山 形 (18)(31)(14)(24)(30)
福 島 (12)(16)(30)(16)(33)

【2011年12月31日掲載】