民主優勢でかすむ政界再編論
現実味薄らぐ
衆院選で民主党が300を超える議席を獲得する勢いを見せる中、与野党に飛び交っていた選挙後の政界再編論がかすんでいる。「与党と民主党の勢力が拮抗し政局が不安定になる」という想定の現実味が薄らいできたためだ。
再編論者の代表格は、みんなの党の渡辺喜美代表。地元・栃木県内で行った公示第一声で「政権交代だけでなく、その先の新しい政治体制を考える。政権交代プラス政界再編を目指す」と宣言した。保守系無所属の「平沼グループ」を率いる平沼赳夫元経済産業相も「国民が望んでいるのは健全な保守の第三極だ。その軸になりたい」と訴える。
地方政界から再編をにらむ首長経験者らも戦略見直しを迫られている。高知1区に無所属で出馬した橋本大二郎前高知県知事。抜群の知名度で混戦を抜け出すとの見方もあったが、追い風を受ける民主候補に先行を許している。橋本氏の転身の成否は、同様に国政をうかがう中田宏・前横浜市長や東国原英夫宮崎県知事らの活動にも影響しそうだ。
自民党内で政界再編を「待望」していた勢力も戸惑い気味だ。山崎拓前副総裁は7月下旬「政界再編選挙だ。勝っても負けても再編が待ち受けている」と指摘。「永遠の政界再編論者」と自称する鳩山邦夫前総務相も新党結成に含みをもたせてきたが、民主党が大勝すれば、くさびを打ち込むのは至難の業だ。(共同通信)
【 2009年08月24日 08時35分 】






































